尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語2の第3回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
語り七菩薩の自己紹介はこちら
菩薩物語 第1回

夢奈菩薩夢奈菩薩

前回では、よしひろの会社にて社長と部長がよしひろが出社もせず、病院にもいないことで話をしていた。

奈秘菩薩奈秘菩薩

一方病院では院長が、システム侵入された疑いがあるとして病院内の調査を命じていた。

夢奈菩薩夢奈菩薩

その後院長が、「よしひろ院外脱出に社長が関与しているのでは」という疑いを持ち始めていた。

部長部長

それで私に直接、問いただしに来たんです。

部長部長

ですが私だってそんなはずはないと言い切りましたが・・・。すると今度は院長先生は私すらも疑いはじめまして・・・。

社長社長

院長先生がそのようなことになってしまったらラチがあかない。
至急、先生方に面会の申請手続きをしろ!

奈秘菩薩奈秘菩薩

社長と部長は身支度を始めた。

秘富菩薩秘富菩薩

しばらくして、システム企画室で社長が部長を呼んだ。

部長部長

社長、どうかなさいましたか?

社長社長

どうかしたも何も、これは一体どういうことだ!

富美菩薩富美菩薩

社長の指差す先には、みさとだけが座っているシステム企画室の室内だった。

部長部長

こ、これは・・・。協力会社の人員は一体どうしたんでしょうか?

社長社長

それはこっちが聞きたいくらいだ!

美誉菩薩美誉菩薩

部長はすかさず、協力会社の人たちは一体どこへ行ったのかをみさとに尋ねた。

みさとみさと

外注の人たちは契約切れだということでそれぞれの自社に帰ってしまいましたよ。

社長社長

・・・

誉惟菩薩誉惟菩薩

社長と部長はシステム企画室から一旦離れた。

部長部長

社長、もしかしたらこれは・・・、先生方の意向でこうなったのかもしれませんよ。

社長社長

どちらにせよ、このままでは業務が全く回らん。まだよしひろがいたのなら何とかなる。

部長部長

彼女をシステム企画室からはずしますか・・・?

社長社長

そんなことができるんだったら、とっくにこの俺がそうしてるよ。

部長部長

やはり社長だけではどうにもなりませんか・・・。

社長社長

それにみさとは、表向きはカミさんの庇護下にあるがな、実際は先生方から手配された人員だ、どうにもならん。

社長社長

システム企画室はみさとの天下だ。そこへよしひろをあてがっても結果は知れている。ああ、頭が痛い。案件だけはどんどんスケジュール通りにことが運んでいるからなあ。

部長部長

社長、ここは素直に先生方に現状を申し上げて、助けてもらいましょう。

社長社長

それすらも、できるんだったらとっくにやってるよ。

部長部長

それもダメなんですか?それでは、ことは進めろ、しかし必要なものは与えない、というのと同じじゃないですか。

社長社長

正直言ってこの俺が逃げ出したいよ。

惟夢菩薩惟夢菩薩

ちょうどその時、院長から部長に話があるとの連絡があった。

社長社長

院長先生から呼ばれているのか?

部長部長

何の話でしょうか?とにかく病院へ行って聞いてきます。

社長社長

変な話でないといいが・・・。

秘富菩薩秘富菩薩

部長は病院へ院長を訪ねに行った。

次回へ続く