尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語2の第9回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
語り七菩薩の自己紹介はこちら
菩薩物語 第1回

夢奈菩薩夢奈菩薩

前回では、社長が社長秘書に一体何が起きているのかを聞いていた。

奈秘菩薩奈秘菩薩

社長秘書は自分は全て社長の指示の元で動いていることを強調した。

夢奈菩薩夢奈菩薩

社長は社長秘書にこれは問いただしでなく、何が起きていたのかを知りたいのだと訴えた。

社長社長

俺がやっていたのならそれでいい、とにかく今まで起きたことを教えてくれんか?

奈秘菩薩奈秘菩薩

社長秘書「社長、もしかして御自身のおやりになったことをお忘れに・・・?」

社長社長

俺にはその記憶がないんだ。本当なんだ、だから俺がやったということでいいんで、今までの事の成り行きを報告してくれんか。

夢奈菩薩夢奈菩薩

社長秘書は社長が不可解なことを聞くと感じながらも今まで起きたことを報告した。

奈秘菩薩奈秘菩薩

よしひろが出社しなくなった時期に社長と院長が頻繁に連絡を取り合うようになったが、しばらくして、社長の方から院長を遠ざけるようになったという。

夢奈菩薩夢奈菩薩

社長と連絡がとれなくなった院長は部長とやりとりをするようになったという。

奈秘菩薩奈秘菩薩

社長秘書は、社長の記憶がないという状況を何かしらの防衛のための芝居にすぎないと感じていた。

夢奈菩薩夢奈菩薩

社長は、社長秘書の話すことが全て自分に記憶のないことから、社長以外の全員で結託して社長を陥れる工作なのではと疑うようになった。

秘富菩薩秘富菩薩

場面は変わってここは天界である。

富美菩薩富美菩薩

妙法菩薩が天界サポートの件で呼ばれることになった。

美誉菩薩美誉菩薩

妙法菩薩としてはよしひろを救えなかった思いが未だに拭うことができないまま、日々の天界内の業務に携わっていた。

妙法菩薩妙法菩薩

今度は誰のサポートだろう?

誉惟菩薩誉惟菩薩

天界のサポート業務部門から妙法菩薩へ申請受理済の資料が手渡された。

妙法菩薩妙法菩薩

さて、サポートする相手とは・・・、な、なにぃ!!

惟夢菩薩惟夢菩薩

そのサポート相手とはよしひろの会社の社長だった。

秘富菩薩秘富菩薩

サポート業務部門の童子「妙法菩薩様、サポート相手の守護の方たちがこちらに来ております。」

富美菩薩富美菩薩

サポート業務部門の童子「会議室を用意してありますのでそこへいらしてください。」

妙法菩薩妙法菩薩

わかった。そちらへ行けばよいのだな。

美誉菩薩美誉菩薩

会議室では社長の守護の霊たち数十人が控えていた。

妙法菩薩妙法菩薩

お待たせしました。妙法菩薩です。

誉惟菩薩誉惟菩薩

社長の守護の1「此の度はお手数をおかけすることになり、申し訳ありません。」

妙法菩薩妙法菩薩

いえ、とんでもありません。ところでどうなさいました?

惟夢菩薩惟夢菩薩

社長の守護の2「彼(社長)が自宅でうずくまったきり、出社拒否に入りまして・・・。」

秘富菩薩秘富菩薩

社長の守護の3「我々がいろいろとエネルギー調整を行ったのですが・・・、」

富美菩薩富美菩薩

社長の守護の4「彼には、自分に記憶のないことが発生していることに対する不信感の方が強く・・・、」

美誉菩薩美誉菩薩

社長の守護の2「我々では彼をもはやコントロールすることができなくなった次第でございます。」

誉惟菩薩誉惟菩薩

社長の守護の霊たちの話を聞いて妙法菩薩はかつてサポート対象が社長の資料を目にしたときのことを振り返っていた。

妙法菩薩妙法菩薩

(確か社長サポートの申請は特別枠で、管轄の菩薩も依頼者も空欄になっていたはずだ。)

妙法菩薩妙法菩薩

(天成如来様の認可で申請受理に至ったはずだが、今回はどうやって申請受理されたのか・・・。)

夢奈菩薩夢奈菩薩

通常は管轄の菩薩も依頼者も空欄では書類不備で天界受理申請には至らないが、社長の場合は天成如来の如来権限により受理していたのだった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

だがその天成如来が天界からの処分対象となっていた。

夢奈菩薩夢奈菩薩

そのため天成如来との全ての連絡回路は天界により遮断されていた。

奈秘菩薩奈秘菩薩

よって受理されていたはずの社長のサポートは突如打ち切られていたのだった。

妙法菩薩妙法菩薩

(通常の申請では期間がかかりすぎるため、今回も申請は・・・、いや待てよ!)

惟夢菩薩惟夢菩薩

妙法菩薩は心の中で唸った。

妙法菩薩妙法菩薩

(こ、これはまずい!)

妙法菩薩妙法菩薩

(いや、逆にチャンスかもしれん!)

次回へ続く