尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語2の第10回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
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菩薩物語 第1回

夢奈菩薩夢奈菩薩

前回では、妙法菩薩が天界サポートの件で呼ばれることになった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

サポート相手とはよしひろの会社の社長だった。

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙法菩薩は社長の守護の霊たちと打ち合わせに入った。

奈秘菩薩奈秘菩薩

守護の霊たちによると社長は自宅でうずくまったきり、出社拒否に入ったとのことだった。

夢奈菩薩夢奈菩薩

守護の霊たちが社長に対していろいろとエネルギー調整を行ったが、もはやコントロール不能とのことだった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

妙法菩薩は以前、よしひろのサポート中に天界から呼び出されて、サポート申請資料の整理にあたったことがあった。

夢奈菩薩夢奈菩薩

そのときサポート対象者に社長も含まれていたことを知った。

奈秘菩薩奈秘菩薩

ただそのときは、特別枠として天成如来の如来権限により受理されていた。

夢奈菩薩夢奈菩薩

しかし天成如来が天界から処分対象になってしまったため、社長のサポートは突如打ち切られていたのだった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

天界へのサポート申請件数は天文数学的であるため、通常の再申請では受理されるのはいつになるかわからない状況だった。

妙法菩薩妙法菩薩

(通常の申請では期間がかかりすぎるため、今回も申請は・・・、いや待てよ!)

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙法菩薩は心の中で唸った。

妙法菩薩妙法菩薩

(こ、これはまずい!)

妙法菩薩妙法菩薩

(いや、逆にチャンスかもしれん!)

秘富菩薩秘富菩薩

妙法菩薩は社長の守護の霊たちへ語りかけた。

妙法菩薩妙法菩薩

今回のサポート案件は前回とは全く異なるものとなります。

富美菩薩富美菩薩

社長の守護の1「異なるとはどのようなものでしょうか?」

妙法菩薩妙法菩薩

前回のサポートは、ある如来様による如来権限で天界の承認機関を通さずに行われたものです。

妙法菩薩妙法菩薩

しかし今回は天界の承認機関は通ったものではありますが、菩薩預かりによるサポートとなります。そしてその担当は私です。

美誉菩薩美誉菩薩

社長の守護の2「菩薩預かりによるサポートとはいかなるものでございましょうか?」

妙法菩薩妙法菩薩

サポート対象となる人が生命的危機や経済的危機に陥ることは避けられます。

妙法菩薩妙法菩薩

ですが、守護の方々の意向通りにサポートできる保証はどこにもありません。

誉惟菩薩誉惟菩薩

社長の守護の3「それはどういったことでしょうか?」

妙法菩薩妙法菩薩

結論から申し上げますと、サポート対象となる人が今後は天界のために動いてもらうことになります。

妙法菩薩妙法菩薩

場合によっては天界の菩薩たちにとって今後のサポートの参考となるべく、モニターになることもありうるということです。

惟夢菩薩惟夢菩薩

社長の守護の2「モニターになるということは、彼が救われるということとどう関わりがあるのですか?」

妙法菩薩妙法菩薩

よろしいですか?菩薩預かりになるということはすなわち、サポート元があなた方から、天界に移るということなんです。

妙法菩薩妙法菩薩

確かに、サポート対象の人の身の安全や社会生活は保証されます。ただし、それは天界のモニターとしてなり得る範囲での保証なんです。

妙法菩薩妙法菩薩

あなた方からみて「その処遇はひどすぎる」と解釈されても天界から「これは尊い役目である」と判断される場合がある、ということです。

秘富菩薩秘富菩薩

社長の守護の霊たちは一斉に凍りついた。

妙法菩薩妙法菩薩

おわかりですか?人間界でいう、子供を里子に出すのと同じなんですよ。

富美菩薩富美菩薩

社長の守護の1「前回は如来権限によって受理されたということですが、それではそのときも里子のようなものだったのですか?」

妙法菩薩妙法菩薩

もちろんです。その証拠にウォークイン契約をさせられたではありませんか?

誉惟菩薩誉惟菩薩

社長の守護の2「ウォークイン契約?」

妙法菩薩妙法菩薩

ご存じないのですか?

惟夢菩薩惟夢菩薩

社長の守護の霊たちは、ウォークイン契約については知らされていなかったようだった。

妙法菩薩妙法菩薩

ご存知なかったのですね。しかし明らかに契約の手続きを踏まされていますよ。

妙法菩薩妙法菩薩

それがウォークイン契約と認識するしないに関わらずですね。

夢奈菩薩夢奈菩薩

よしひろの会社の社長がウォークイン契約を結んだ結果、天成如来が自由に社長へウォークを行い、その間は社長の意識は昏睡状態であった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

天成如来が社長の体から抜けた場合には、社長の意識は体内に戻るが、天成如来がウォークイン中の記憶は、社長の意識に引き継ぐことができるようにセットしてあるため、記憶が途切れることはなかった。

夢奈菩薩夢奈菩薩

社長昏睡時の社長の行動は全て社長自身の記憶として認識されるのであったため、社長自身は自分がウォークインされているという感覚はなかったのである。

妙法菩薩妙法菩薩

彼(社長)が自宅でうずくまったきり、出社拒否に入ったのは、彼の記憶に途切れが生じたという、本来ありえないことが起きたからなんですよ。

妙法菩薩妙法菩薩

つまり何らかの原因で如来様がウォークイン中に、社長の意識と交代後に備えた記憶の引き継ぎ処理をセットしていなかった可能性があります。

秘富菩薩秘富菩薩

社長の守護の1「その原因とはなんでしょうか?」

妙法菩薩妙法菩薩

そこまではわかりません。

妙法菩薩妙法菩薩

とにかく、今は菩薩預かりによるサポートで受理されているということです。

妙法菩薩妙法菩薩

それでよろしいですね?取り消しなら今ならまだ間に合いますが・・・。

富美菩薩富美菩薩

社長の守護の霊たちは致し方がないといったあきらめの境地で静かにうなずくのであった。

次回へ続く