尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語2の第18回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
語り七菩薩の自己紹介はこちら
菩薩物語 第1回

夢奈菩薩夢奈菩薩

前回では人形生還の術にともない妙法菩薩がみさとの体内に封印となった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

しかし妙法菩薩の意識は、よしひろの会社にいるみさとの頭上にミニチュアの形で立っていた。

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙法菩薩は妙峰如来の所へ移動したく、妙峰如来の姿を思い浮かべた。

奈秘菩薩奈秘菩薩

そのとき妙法菩薩の念じた中の妙峰如来のそばにホールが現れ、そこへ入るよう妙峰如来が合図しているのが見えた。

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙法菩薩は促されるようにホールに入るよう念じると、別の場所へワープした。

奈秘菩薩奈秘菩薩

そのワープ先は妙法菩薩がみさとの体内に封印される前に妙峰如来と話していた場所であった。

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙峰如来の姿はなかったが代わりに天界の童子がいた。

奈秘菩薩奈秘菩薩

天界の童子に妙峰如来がウォークイン中であることを表す合図、すなわち鳥が童子のそばに現れるのが確認できたため、妙法菩薩は童子の中へ入り妙峰如来とコンタクトした。

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙法菩薩は妙峰如来に、みさとの体に戻る方法を聞き、みさとの姿を思い浮かべることで、みさとの頭上にミニチュアの姿で立っている状態に戻った。

妙法菩薩妙法菩薩

(さあ、妙峰如来様へ会いに行く方法もわかったことだし、これから天成如来様を探しに出かけるか!)

奈秘菩薩奈秘菩薩

妙法菩薩はみさとの頭の中に入ることをイメージした。

秘富菩薩秘富菩薩

時空の歪みが発生し、妙法菩薩は促されるままにみさとの体内に入った。

妙法菩薩妙法菩薩

(いよいよ、みさとの体内に入っていくのだな・・・。)

妙法菩薩妙法菩薩

(あれ? こ、これは一体どういうことだ?)

富美菩薩富美菩薩

妙法菩薩はみさとの体内に入って思わず唸った。

美誉菩薩美誉菩薩

妙法菩薩は人の体内に封印されるのは初めてだったのだ。

誉惟菩薩誉惟菩薩

人の体内は当然真っ暗で狭くて自由がない場所と思っていたのだ。

惟夢菩薩惟夢菩薩

しかしいざ人の体内に入っていくと、そこは何ら変哲のない外の世界と同じ空間だったのだ。

妙法菩薩妙法菩薩

(これは人の体内に入っているという認識がないと、日常生活空間にいるのと何ら変わりはしないぞ!)

秘富菩薩秘富菩薩

体内といえども上には空があり、下には地面があり、建物があり、道路があり、お店があり、一体ここのどこが人の体内なのかと疑いたくなるほどだった。

妙法菩薩妙法菩薩

(だが今は結界真言を唱え続けているためなのかもしれない、ひょっとしたら本当に封印されてしまったら、辺りが真っ暗な空間に早変わりするのかもしれない。)

妙法菩薩妙法菩薩

(さて、天成如来様を探すとするか・・・。)

富美菩薩富美菩薩

妙法菩薩は、手っ取り早い方法は天成如来の姿を思い浮かべることではないかと思った。

美誉菩薩美誉菩薩

妙法菩薩は懸命に天成如来の姿を念じようとした。

妙法菩薩妙法菩薩

(おかしい!天成如来様の姿が出てこない、これはどういうことだろうか・・・。)

誉惟菩薩誉惟菩薩

妙法菩薩は、天成如来の姿を念じることができない理由を妙峰如来に相談にいくわけにもいかず、ここは自分自身で何とか切り抜けようと切り替えた。

惟夢菩薩惟夢菩薩

とりあえず、念ずる代わりに天成如来を実際探しに歩き出した。

秘富菩薩秘富菩薩

まずは、商店街の大通りを歩いて周囲を見渡しながらゆっくり進んでいった。

富美菩薩富美菩薩

いたるところに人、というか人のような存在が歩いていた。

美誉菩薩美誉菩薩

中には菩薩の姿をした者もいた。

妙法菩薩妙法菩薩

(それにしても人の数が多い!本当にここはみさとの体内なのか?)

妙法菩薩妙法菩薩

(私は今こうして空を見上げている。この空もみさとの体内というのか・・・。)

誉惟菩薩誉惟菩薩

そうしているうちにある光景を見て妙法菩薩は固まってしまった。

妙法菩薩妙法菩薩

(これは一体どういうことだ!!)

次回へ続く