尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語2の第23回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
語り七菩薩の自己紹介はこちら
菩薩物語 第1回

夢奈菩薩夢奈菩薩

前回では、妙法菩薩が、みさとの体内空間の中に封印されている天性菩薩や自分自身のそばを通り過ぎ、道のつらなる方へ歩いていった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

道をさらに突き進むと、そこには寂れたお堂があり、中に鎮座しているのがみさとであるとわかった。

夢奈菩薩夢奈菩薩

さらにみさとの手を組み合わせた状態でみさとの体の背後に、みさとと背中合わせの格好で誰かが鎮座していた。

妙法菩薩妙法菩薩

(一体誰なのだろう?)

奈秘菩薩奈秘菩薩

妙法菩薩は、みさとの背後に合わさっている相手の姿を確認するにはスペースが足りないなと思いきや・・・、

妙法菩薩妙法菩薩

(あれ、私の体が・・・、)

夢奈菩薩夢奈菩薩

妙法菩薩の体が、みさとの背後に回り込めるほどのサイズに変わった。

奈秘菩薩奈秘菩薩

妙法菩薩はみさとの背後を確認したとたん・・・、

妙法菩薩妙法菩薩

(な、なんということ!!)

秘富菩薩秘富菩薩

みさとの背後にいたのは、よしひろだった。

妙法菩薩妙法菩薩

(ど、どうしてよしひろがみさとの体の中に・・・?)

妙法菩薩妙法菩薩

(それではよしひろの体は他の誰かによってコントロールされていたのか・・・。)

妙法菩薩妙法菩薩

(この件も合わせて妙峰如来様へお伺いしよう。)

富美菩薩富美菩薩

妙法菩薩が帰路に向かおうとしたそのとき・・・、

美誉菩薩美誉菩薩

今まで妙法菩薩がここまで歩いてきた道が消えていたのだった。

誉惟菩薩誉惟菩薩

しかし妙法菩薩は冷静だった。

妙法菩薩妙法菩薩

(こういうときこそ思考をフル活用するのだ。)

妙法菩薩妙法菩薩

(今、どのような状況なのか?
それは帰り道が消滅していることだ。)

妙法菩薩妙法菩薩

(それに対して必要なのは何か?
みさとの外へ出ることだ。それには・・・、)

妙法菩薩妙法菩薩

(みさとの体外へ出ることを思念するだけでいいはずだ。)

惟夢菩薩惟夢菩薩

妙法菩薩はみさとの頭上に立つことを思念した。

妙法菩薩妙法菩薩

(よし、うまくみさとの頭上に立つことができたようだ。)

妙法菩薩妙法菩薩

(ここからもう一度妙峰如来様のお姿を念じよう。)

秘富菩薩秘富菩薩

妙法菩薩が思念すると今度は想念の中の視界に妙峰如来が入ってきた。

妙法菩薩妙法菩薩

(そのうち妙峰如来様のそばにホールが出現するはずだ。)

富美菩薩富美菩薩

妙法菩薩が待つまでもなく、妙峰如来のそばにホールが出現した。

美誉菩薩美誉菩薩

しかし妙法菩薩はここで妙峰如来よりホールに入る合図が出るまで待つことにした。

妙法菩薩妙法菩薩

(この前は、自分からホールへ入ってしまったからな。今度は妙峰如来様より合図があるまで待とう。)

誉惟菩薩誉惟菩薩

しばらくすると妙峰如来よりホールへ入るよう合図が出た。

妙法菩薩妙法菩薩

(よしきた!)

惟夢菩薩惟夢菩薩

妙法菩薩はホールへ入る光景をイメージすると、今度は、妙法菩薩が封印される前に妙峰如来と話した場所へすんなりと移動できた。

秘富菩薩秘富菩薩

そして妙峰如来の代わりに天界の童子が鎮座しており、童子の周りを大きな鳥が舞っていた。

富美菩薩富美菩薩

妙法菩薩はすかさず、童子の中へ入る姿をイメージした。

美誉菩薩美誉菩薩

妙法菩薩の目の前に妙峰如来が現れた。

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】妙峰如来様!【また真言に戻る。】

妙峰如来妙峰如来

長旅、大変であったな。

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】妙峰如来様へ報告したきことが山程ございます。【また真言に戻る。】

妙峰如来妙峰如来

いろいろとあっただろうな。それでどのようなことなのだ?

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】天性菩薩様がみさとの中に封印されています。【また真言に戻る。】

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】天性菩薩様のお体に、封印用の文字が書かれていました。【また真言に戻る。】

妙峰如来妙峰如来

その件はわかった。他には何かあるか?

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】みさと自身が封印されておりました。そのみさとと、背中合わせの格好でよしひろが封印されていました。両者は手を組んでおりました。【また真言に戻る。】

妙峰如来妙峰如来

他にはないな?

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】特にはございません。【また真言に戻る。】

妙峰如来妙峰如来

よし、そなたの封印状態をこれから解く。しばらくそのまま結界真言を唱え続けるが良い。

妙法菩薩妙法菩薩

【真言の途中で会話に入る。】あの、どのように解かれるのでしょうか?【また真言に戻る。】

妙峰如来妙峰如来

そなたはそのまま結界真言を唱え続けるが良い。

誉惟菩薩誉惟菩薩

妙法菩薩はそのまま結界真言を一心不乱に唱え続けた。

惟夢菩薩惟夢菩薩

しばらく時が経った。

妙峰如来妙峰如来

もう結界真言を唱え続けなくともよいぞ。

秘富菩薩秘富菩薩

妙峰如来の言葉ではっと我に返った妙法菩薩は、周囲の光景が、妙法菩薩が封印される前の光景であることに気づいた。

富美菩薩富美菩薩

もちろんそこには妙峰如来がいた。

妙峰如来妙峰如来

結界真言を唱え続けるのはさぞ大変だったであろう。

妙法菩薩妙法菩薩

唱えるのを中断したら本当に封印されるのでその怖さからひたすら唱えていました。

妙法菩薩妙法菩薩

ところでどうやって私の封印を解かれたのですか?

妙峰如来妙峰如来

人形逆生還の術だ。

妙峰如来妙峰如来

人形生還の術は、そなたの身代わりに封印された人形とそなたを入れ替えたものだった。

妙峰如来妙峰如来

人形逆生還の術では、そなたの身代わりの人形をそなたと入れ替えに元の封印状態に戻しただけだ。

妙法菩薩妙法菩薩

すると私が封印される前の状態に戻ったということですか?

妙峰如来妙峰如来

そうだ、みさとの体内には元のそなた身代わりの人形が封印されたままなのだ。

妙峰如来妙峰如来

そなたは貴重な情報を得てきた。よってこれから対策に入る。そなたたちも気を引き締めていかれよ。

妙法菩薩妙法菩薩

そなたたちとは・・・?

美誉菩薩美誉菩薩

「我々だよ!」

妙法菩薩妙法菩薩

あ、あなたは・・・!!

次回へ続く