尾張名古屋の永遠の23才です。

今日も傍理人と尾張青年をお送りします。

尾張青年尾張青年

尾張名古屋の永遠の23才です。
昨日は何の話でしたっけ?

傍理人傍理人

だからその・・・、

尾張青年尾張青年

西城秀樹でしたっけ?

傍理人傍理人

違うぞよ!

尾張青年尾張青年

ベイ・シティ・ローラーズでしたっけ?

傍理人傍理人

なんでそう来るんじゃ?

傍理人傍理人

ベイ・シティ・ローラーズのことなんぞ何も話しておらんぞよ!

尾張青年尾張青年

何でしたっけ?

傍理人傍理人

恨みを断捨離する具体的な方法じゃよ。

傍理人傍理人

不要なものの断捨離と違って、一筋縄ではいかないんじゃな。

尾張青年尾張青年

ただ頭で恨みを捨てるって言っても掛け声だけで終わってしまうようなものなんですね。

傍理人傍理人

そうじゃな。恨みを持ち続けると、過去の傷つけられた記憶の再現がくり返し行われるのじゃが、

傍理人傍理人

自分が腹を立て直すことができる水準を維持するのにその分気力が消費されるわけじゃ。

傍理人傍理人

そんなことをいくら頭に叩き込んだところで、おいそれ恨みというものは忘れることはできんわけじゃ。

傍理人傍理人

理由はわかるじゃろ?

尾張青年尾張青年

それはどうして?

傍理人傍理人

家の建築がいい例じゃ。家を建てるのに建築会社に依頼するじゃろ。

尾張青年尾張青年

はい。

傍理人傍理人

依頼時に対応した営業担当者がそのままコツコツと家を建てると思うか?

尾張青年尾張青年

もちろん違いますよね。実際には現場監督と、親方、その親方の下で動く職人ですよね。

傍理人傍理人

そうじゃろ。

傍理人傍理人

それでの、ある程度まで施工が進んでおったとする。

傍理人傍理人

しかしとある事情が発生してどうしても設計変更が発生し、施工のやり直しになったとする。

傍理人傍理人

設計変更と施工のやり直しは、施主と営業担当者との間では話がついていたとする。

尾張青年尾張青年

はい。

傍理人傍理人

じゃが営業担当者が、それをそのまま現場に伝達しただけで通用すると思うか?

尾張青年尾張青年

通用するわけないですよね。だって施工をやり直したって納期が延ばされるわけないんだし、追加料金もそのままでは発生しないんでしょ?

尾張青年尾張青年

それに一旦こしらえたものを、ダメ工事でもなんでもないのに、やり直しなんて職人のプライドが許さないですよね。

尾張青年尾張青年

当然、現場監督から職人側が納得できるだけの説明が出来る状態じゃないと不可能ですよね。

傍理人傍理人

そうじゃろう!もし現場監督が営業から受けた施工のやり直しの話をそのまま現場に指示したところで職人側が「そうですか、わかりました。」って動くわけがない。

傍理人傍理人

その状態が、ちょうど今、「さあ今後のために恨みを捨てよう!」と決意しているだけの状況なのじゃよ。

傍理人傍理人

そのような決意だけでは、恨みのリバウンドが発生してもっともっと相手が憎くなるだけなんじゃよ。

尾張青年尾張青年

恨みのリバウンドねえ・・・。

傍理人傍理人

金もない、時間もない中、施工やり直しをする場合、普通どうする?

尾張青年尾張青年

そりゃあ現場監督が職人の親方を拝み倒して、何とか涙を飲んでもらうしかないでしょうね。

尾張青年尾張青年

だけど親方も、職人たちの信頼関係の元、今の状況を築いているわけだから・・・、

尾張青年尾張青年

やっぱ現場監督が親方や職人たちのプライドをさらに高める何らかのフォローや、或いは貸し借りの調整に走らないといかんですよね。

傍理人傍理人

そうやって血のにじむような調整をして初めて「変更」が認められるということなんじゃな。

傍理人傍理人

現場監督はいわば人の理性なんじゃよ。そして親方はじめ職人側は人の感情なんじゃ。

傍理人傍理人

感情は人間の体の至る部分から構成されておるんじゃ。ただどうして今のこの恨みが発生したかのいきさつまでは理解できない。

傍理人傍理人

それが理解できるのは理性だけなんじゃ。

尾張青年尾張青年

人間の体の至る部分はその感情のいきさつまではわからないってこと?

傍理人傍理人

そうじゃよ。ある意味慣性の法則のように、理性が放った過去の強烈ないやな記憶をそのままルーティーンワークとして維持しているだけなのじゃ。

傍理人傍理人

じゃから現場監督が施工のやり直しの際に現場側と綿密なコミュニケーションをとることで何とか納得してもらえるように、

傍理人傍理人

理性も各体の部位に語りかけなければならんのじゃよ。

尾張青年尾張青年

え?どういうこと?

傍理人傍理人

感情というものはの、お腹の部位や背中の部位、腕、足、腰、手いたるところで維持されておるんじゃ。

傍理人傍理人

じゃから相手に仕返しをする際に、人体の全ての部分がスムーズに連携して動くことができるんじゃよ。

傍理人傍理人

それゆえあらゆる部位に理性の方から語りかけるんじゃ。

尾張青年尾張青年

恨みの感情を捨てよとね。

傍理人傍理人

いや違うのう。

尾張青年尾張青年

恨みの感情を捨てることにしたと宣言ですか?

傍理人傍理人

それも違うのう。先程の職人を思い出すのじゃ。職人は自分のやってきた仕事に対するプライドがある。

傍理人傍理人

人間のあらゆる部位もそうじゃ。今まで恨みの感情を維持し続けてきたことに対するプライドがあるのじゃ。

尾張青年尾張青年

つまり理性から各部位に御願いにあがるってことですか?

傍理人傍理人

そうじゃ。

尾張青年尾張青年

どうやって?

傍理人傍理人

妙峰貴人様、再現を御願いします。台本はこの間練習したとおりに。

傍理人傍理人

少し大変かもしれませんが、御願いします。

妙峰貴人妙峰貴人

理性「この度Meは、Meの崇高なる御教えをぶちかましなどと愚弄した者たちに対する恨みを水に流すことに決め申した!」

妙峰貴人妙峰貴人

理性「私こと理性なるMeは恨みっこなしと割り切れておるが・・・、Meのはらわたは煮えくり返るばかり・・・。」

妙峰貴人妙峰貴人

理性そ・こ・で!

妙峰貴人妙峰貴人

理性「Meは体の各部位に御願いすることにしたのですた!」

妙峰貴人妙峰貴人

理性「おお!手様!大いなる崇高なるMeの手様、どうかこたび大変理不尽とは存じ奉りまするが、手様の大いなる愛情に免じてこの感情を解き放たれたく御願い申し上げまするぅ!!」

妙峰貴人妙峰貴人

理性「おお!足様、・・・・」

妙峰貴人妙峰貴人

理性「おお、背中様、・・・」

妙峰貴人妙峰貴人

理性「おお、お腹様、・・・」

傍理人傍理人

ありがとうございました。

尾張青年尾張青年

そんなこと、いちいちやるの?

傍理人傍理人

現場監督が職人に対して、そんなこといちいちやるの?という質問と同じじゃな、それは!

傍理人傍理人

人体の各部位は侮れんぞよ、丁重に接しないと理性と乖離して結局体が維持できなくなるだけじゃからのう。

傍理人傍理人

とにかく恨みを捨てるということは一見精神的な作業に感じるのじゃが、本当は難しい、だが成功すればエベレスト登頂にも匹敵する、ものすごい偉業なんじゃよ。

尾張青年尾張青年

なんて反応すればいいか、よくわからないですねえ。
尾張名古屋の永遠の23才でした。