尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語の第4回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
語り七菩薩の自己紹介はこちら
菩薩物語 第1回

秘富菩薩秘富菩薩

とりあえず決まり文句のやりとりがあったことで、よしひろの周りにいる霊たちにも、妙法菩薩がよしひろのサポートでここに来たということがはっきりした。

富美菩薩富美菩薩

とはいえこのような状況下、よしひろを取り巻いている霊たちが場所をあけて妙法菩薩のためにサポートを促すようなことはない。

美誉菩薩美誉菩薩

それぞれの理由でよしひろに関与し続けているからである。よって妙法菩薩はよしひろのサポートに到達する前にどうすればよいかを考え始めた。

誉惟菩薩誉惟菩薩

そうでないとそのままではよしひろのサポートに入れないからである。

夢奈菩薩夢奈菩薩

人間のサポートは1人しかできないため、人間に複数の霊がついていた場合、サポートの取り合いとなるのである。

奈秘菩薩奈秘菩薩

複数いる守護霊はみなサポートの方針が共通であるため守護霊の間ではサポートの取り合いは起きない。

夢奈菩薩夢奈菩薩

守護霊が別途他にサポートを委託した場合には霊的書類で契約を結んだ上で、守護霊立会の元、他の霊がサポートに入る。

惟夢菩薩惟夢菩薩

よしひろを大勢の霊が取り巻いているが、よしひろの守護の霊たちは守護以外の霊たちに押されている様子が見られた。

秘富菩薩秘富菩薩

守護役の霊の表情をよくみるとが天界によるよしひろのサポートが早く成り立つよう必死に祈っているようである。

富美菩薩富美菩薩

さて妙法菩薩のサポート対象のよしひろとは一体どういった状況なのか?一体何が起きているのか?

美誉菩薩美誉菩薩

よしひろの職業はシステムエンジニアである。ある大手企業のシステム部に属している。仕事自体問題は起きていない。

誉惟菩薩誉惟菩薩

取引先との関係も良好であり、担当しているプロジェクトにも大きな問題は起きていない。社内のチームワークもさし当たって問題は起きていない。

惟夢菩薩惟夢菩薩

むしろ優秀な部下に恵まれており仕事はどの案件もたいてオンスケでこなしている。

秘富菩薩秘富菩薩

しかし何故か全く業務では絡むことのない総務部総務課の1人の女性からありとあらゆる嫌がらせを受け続けているのである。よしひろからしてみれば全く心当たりがない。

富美菩薩富美菩薩

その女性は総務課の管理職というわけでもなくむしろ若手である。どのようなハラスメントがあるかというと・・・。

美誉菩薩美誉菩薩

来客時(受注する決め手となる極めて重要な取引先)に出すお茶の湯飲みに茶渋がついたものを出す。

誉惟菩薩誉惟菩薩

よしひろ宛の電話には極めて不愛想な対応をする。特にもっとも大切な取引先のお偉方からの電話にはタメ口で対応し、相手に不快にさせるようなことをする。

惟夢菩薩惟夢菩薩

よしひろが休日出勤した際申請した代休はなぜか年休として扱われる。

秘富菩薩秘富菩薩

毎朝総務課の人がシステム部の各デスクのゴミ箱をのゴミを回収するのだが、よしひろのデスクにあるゴミ箱だけはそのままにされる。

富美菩薩富美菩薩

むしろそれどころか、他の人のゴミが入れられていることがある。でもそれはまだマシなほうである。

美誉菩薩美誉菩薩

すごい場合にはよしひろが担当している機密情報でシュレッダー置き場へ置いたはずの書類がくしゃくしゃにされてよしひろのゴミ箱に入れられていたこともある。

誉惟菩薩誉惟菩薩

そして総務課のゴミ回収時によしひろのゴミ箱の中の機密文書が発見された格好となり、問題化する。

惟夢菩薩惟夢菩薩

以上のような嫌がらせの連続であり、これが続くにつれてよしひろもだんだん出社に苦痛を感じるようになってきた。

次回へ続く