尾張名古屋の永遠の23才です。
今回は菩薩物語の第8回をお送りします。

菩薩物語とはこの世の人間に対して、天界にいる菩薩が人間をサポートするという設定で、妙法菩薩という架空の存在が主人公です。

傍理菩薩の空想の中で展開します。

菩薩物語の進行、解説役は語り七菩薩(かたりななぼさつ)によって行います。
語り七菩薩の自己紹介はこちら
菩薩物語 第1回

秘富菩薩秘富菩薩

妙法菩薩はひもを握りながら守護の霊がこちらへ戻ってくるのを待った。それは何をサポートすべきかは守護の霊に聞かねばならないからである。

富美菩薩富美菩薩

今までのサポート時もそうだった。たいていはサポート対象の人に守護の霊がずっとついており、そこで守護霊とともにサポートについて打ち合わせをする。

美誉菩薩美誉菩薩

しかし今回だけは不思議なことが起きていた。守護の霊が不在のまま、いつまで経っても戻ってこないのだ。これではサポートのしようがない。

誉惟菩薩誉惟菩薩

手をこまねいているとすかさずそばにいた天性菩薩がささやいた。

天性菩薩天性菩薩

おまえがやるんだよ。

惟夢菩薩惟夢菩薩

妙法菩薩は耳を疑った。

妙法菩薩妙法菩薩

私がやるんですって?

天性菩薩天性菩薩

そうだよ。はやくやらないとひもが手から滑り落ちて他の霊の手にわたってしまうよ。

秘富菩薩秘富菩薩

妙法菩薩はとにかく脳内を覗いた。よしひろ自身、今すぐにでも荷物をまとめて退社せんというばかりの気迫がこもっていた。

富美菩薩富美菩薩

まずはよしひろのいきりたつ気持ちを鎮めんがため、妙法菩薩なりに考えたインスピレーションを投げかけて思いとどまるように試みた。そのインスピレーションとは・・・。

美誉菩薩美誉菩薩

チームメンバーにハラスメントを受けている実態を打ち明ける。

誉惟菩薩誉惟菩薩

特に対顧客に関してはその波及阻止に協力して欲しいと呼びかける。

惟夢菩薩惟夢菩薩

そうすることで即刻退社しようとするよしひろの衝動を少しは軽減できるのではないかという妙法菩薩の思いであった。

秘富菩薩秘富菩薩

よしひろにその試みは届いたようだった。よしひろは何とか座りこんで自分を落ち着かせていた。

富美菩薩富美菩薩

しばらくしてよしひろはメンバー全員に緊急会議開催のアナウンスを行った。

美誉菩薩美誉菩薩

そこでよしひろ自身が何者かにハラスメントを受けている実態をメンバー全員に打ち明けた。

誉惟菩薩誉惟菩薩

さらにそのハラスメントが大切な顧客にも波及しかねない場合をふまえてメンバーによる助けをお願いした。

惟夢菩薩惟夢菩薩

よしひろのひもをつかんでいるため、妙法菩薩にはよしひろの立ち直ろうとする決意が全て確認できた。

秘富菩薩秘富菩薩

よしひろは会議室に向かった。妙法菩薩は会議室の中を確認しようとよしひろより先に会議室に入ったとたん、そこには目を疑うような光景が待っていた。

次回へ続く